南海トラフ

平成は自然災害が多い時代でした。

色々と大きな災害があった中でも、記憶に新しいのが「東日本大震災」や「熊本地震」など近年起きた大地震ではないでしょうか?

  • 2011年(平成23年)3月11日、東北を襲った日本最大規模マグニチュード9.0の東日本大震災
  • 2016年(平成28年)4月14日、マグニチュード6.5と7.3の地震の他にも、震度5以上の地震が約30回に渡り熊本と大分を襲った熊本地震

近年、危ぶまれているのが「南海トラフ地震」ですね。地震に限らずに自然災害はいつ発生するか分かりません(地震・津波・豪雨・火山噴火・土砂災害などの天災など)

南海トラフは東海~九州まで700kmに渡るプレートで、30年以内に70~80%の確率で発生すると言われています。

最大クラスの地震が来た場合には、静岡~宮崎が震度7の地震になり、関東~九州への津波は10Mの津波が襲うと予想されています。その死者数は32万人とも言われています。

NHKスペシャル もしも南海トラフ巨大地震が発生したら?

災害時にはペットをどうすればいいの!?

まずは被災の恐れがあり、あなた自身がどこかに避難する場合には?ペットをどうすれば良いのかはご存知でしょうか?

ペットとどう一緒に逃げるのか?ペットとは避難所に一緒に行って良いのか?など飼い主の責任やどう行動するのかが正解なのか?などのついてお話をしていきたいと思います。

もし一度も災害について考えたことがない場合や、調べたことがない場合には一読して損はありませんよ。防災グッズを揃えるだけでは災害の準備ができているとは言えません。

ペットとの同行避難の原則

環境省・内閣府のガイドライン・各自治体は、これまでの大規模災害の経験から「災害時のペット同行避難」を原則としています。簡単に言えば「基本的にはペットと一緒に逃げて下さい」という事です。

以前より「同行避難は原則」でしたが、広く浸透していなかったために多くの人はペットを家に残して避難した経緯があります。

ですので、ペットを飼っていない人が「ペットとの同行避難の原則」を知らないのは当然ですよね。避難所では「こんな大変な時に動物を連れて来て…」という思いを持つ人がいるのも当然で、ペット同伴で避難したために、避難所ではなく車中泊をしている家族の姿も多く報道されていました。

同行避難の原則はあるものの、実際に避難所へ入れるのはトラブルの元にもなりかねません。

同行避難とは、災害発生時に飼い主が飼育しているペットを同行し、避難場所まで安全に避難することを言います。ですので「避難所での人とペットが同一の空間で居住できることを意味するものではない」んですね。

自治体によっては、避難所におけるペット対応マニュアルがある地域もありますが、まだ全国的にあるという訳ではないようです。

マニュアルがある地域では、人とは別にペット用のスペースを作り一ヶ所にまとめます。飼い主の会を立ち上げて、会でまとめてペットのお世話を行います。

救援物資が人間の分も満足にない状況では、水や食料もペットの分まではもらえないケースや、ペットの分まで欲しいと言い出せないという人もいました。

ですので、ペットの分も備蓄品を準備する必要があるんですね。

料理のさしすせそと言えば「砂糖・塩・酢・醤油(せうゆ)味噌」ですよね。

今回は犬の防災「かきくけこ」のご紹介ですよ。

か・飼い主のマナーと責任

まずは飼い主のマナーの「」です。

避難時には 鑑札 を忘れずに持っていくと「身元証明」になります(本来ならば鑑札は犬に付けておく必要があります)

万が一、はぐれて迷子になった場合には マイクロチップ を埋め込んでおくと飼い主の元に戻ってくる確率が高まります。

・飼い主のマナーと責任
  • 身元表示ができる 鑑札 を忘れない
  • 事前に動物病院で マイクロチップ を埋め込んでもらうことを検討する

き・キャリーバッグ(クレート)

避難する時には クレート などのキャリーに入れます。避難所の中でも外でもそのキャリーが犬の家になります。キャリーに入れておかないと犬が吠えたりしてトラブルの元になってしまいます。

首輪・リード(ハーネス)も忘れないようにしましょう。急いでいるために「 スリング 」を使うのも両手が空いて便利なケースもあります。

その他に散乱したガラスや木などで足裏や肉球を怪我しない様に、底がゴムになっている「いぬの靴」があると安心かもしれません(トイレ時など)

クレートに関しては下記の記事に詳しくまとめていますので、まだクレートを持っていない場合には後でチェックして下さいね。今は災害用の避難キャリーもありますよ。

・キャリーバッグ(クレート
  • キャリーバッグは避難所では必要最低限の必需品
  • 鑑札・首輪・リードを忘れない(あれば良い:スリング・犬用の靴)

く・薬とごはん

避難所では環境が一変しますので、食欲不振や体調を崩すことも考えられます。

普段食べなれているドッグフードを用意しておきましょう。

水や食料は3日分が基本になります。この3日の理由「人命救助のリミットが72時間(3日)」だからです。災害が起きて72時間は、人命救助が優先されるために最初から救援物資が届きにくいからです。

ただし、これは「災害の規模」によります。南海トラフの場合には規模が大きいので「7日分」と言われています。

非常用持ち出し袋は両手を開けるために「背負えるリュックタイプ」が良いですよ。

災害時の備蓄品
  • :普段飲んでいる常用薬があれば最低一週間分
  • :折りたためるシリコン製の食器が2つ(水用・食事用)あれば便利
  • 食事:ドライ・ウエット・おやつなど(缶は重くてゴミになるので避けたい)
  • 排泄:ペットシーツや袋など
  • 新聞紙:折って食器を作ったり敷いて使ったりとあれば便利
  • 布テープとマジック:クレートに貼って名前を書いたりできます

もちろんですが、人間用も忘れずに!(笑)

その他にあれば便利な物(人間用も含む)
  • 手回し携帯ラジオ(電池不要・懐中電灯付きもあり)
  • 懐中電灯(もしくはヘッドライト)
  • アルミシートブランケット
  • 人間用の簡易トイレ
  • ホイッスル(笛)
  • 救急セット(常時薬やコンタクトなども)
  • メモ帳やペン
  • 軍手
  • ウエットティッシュ・ポケットティッシュ・歯磨きシート

在宅避難の自宅での備蓄品は水やレトルトの食糧を7日分用意しましょう。電気やガスが使えない時に備えて「カセットコンロ」があれば重宝しますよ。

け・健康管理

災害時には環境が一変しストレスで免疫力が低下します。

またたくさんの人や動物が集まれば感染症のリスクも高くなります。

普段からの健康状態を把握していれば、異常の早期発見につながりますよ。

治療は獣医ですが、普段と様子が違うなど病気の早期発見は飼い主が気づける点ですよね。

地震の直後は、3日間もごはんを食べずにトイレも行かないというナーバス犬もいました。

食事管理
生命維持の基本ですね。栄養バランスの整った食事と、新鮮な水をいつでも飲めるようにしておきます。年齢・犬種・活動量でも食事の内容や量が変わってきます。

トイレチェック
排泄物は健康チェックのバロメーターです。健康な大便は1日2~3回で、茶色でトイレットペーパーで摘まめる硬さが良いです。尿は薄い黄色です。

体重管理
肥満は万病の元です。内臓や肝臓にも負担がかかります。動物病院に行けば体重測定をして「何キロがベスト体重」だと教えてくれますよ。

健康チェック
  • :目ヤニ・充血・腫れなどの有無をチェック
  • :健康な耳の内側はピンク色です。汚れ・耳ダレ・痒みの有無をチェック・耳掃除を忘れずに
  • :起きている時には湿り、寝ている時には乾いています
  • :口の中はピンクです。歯石・口臭などのチェック
  • :歩き方が変でないか?爪の伸びすぎにも注意
  • 皮膚:フケ・赤み・ただれなどの炎症がないかチェック
  • お尻:汚れ・赤み・ただれがないか?しきりに地面にお尻を擦り付ける場合には寄生虫の疑いあり
  • お腹:太ってないのにお腹が膨れて、触ると痛がる場合には異常のサイン
  • 呼吸:小型犬は20~30回/分、大型犬は10~15回/分で苦しそうにしていないか確認する
  • 行動:震える・よろける・動きが鈍いなどいつもと違う様子はないか?小型犬は寒いと震える場合あり

こ・行動としつけ

避難場所は集団生活の場所になります。

飼い主の責任として、犬のしつけはきちんと行いたいですね。

犬の社会化
家族以外の人や動物にも慣れさせておきましょう。音や環境にも慣れさせることを社会化と言います。 社会化期 では、色々な経験をさせることで物事を受け入れやすくなります。

玄関のチャイムに吠えたり、車の音に怯えないように慣れさせて躾けましょう。

家族以外の人に慣らす
上記と被りますが、来客、配達人、など近づく人に噛みついたり吠えたりするとトラブルになるケースもあります。散歩や散歩で出会う他の犬にも慣れるようにしましょう。

触られることに慣れさせる
顔や足などを触られると嫌がりますので、少しづつ慣れさせていきましょう。涙やけ・耳掃除・歯磨き・爪切りなどがしにくい犬に育ってしまいます。

クレートトレーニング
中にはクレートに入るのを嫌がるワンちゃんもいます。
クレートに慣れさせるには、おやつで誘導するようにします。すぐに出てくる場合には、硬い骨のおやつや コング を入れて長時間慣れさせていくと良いです。

犬のしつけは大事です

犬のしつけは、犬が家族の一員として暮らすため、社会の一員として受け入れられるためにも欠かせませんよ。

躾されていない大型犬は驚異です。また小型犬だからと言って躾を怠ってはいけません。飼い主が責任をもって愛犬の行動をコントロールできるようになりましょう。

日頃どれだけ躾が出来ているかで、災害時の真価が問われます。ずっと吠えたり攻撃的だと周囲に迷惑をかけてしまいますよね。

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