今回は仔犬を迎い入れるまでに準備をしておくべきケージについてのお話ですよ。
そもそも室内飼いのワンちゃんにケージは必要なのでしょうか?答えは「YES」です。
ケージはワンちゃんの部屋や家となるスペースです。
トイプードルを迎い入れたらフリーにさせて自由にさせたい!そんな憧れがあるかと思います。ですが最初はケージ中心の生活を行いましょう。
なぜなら、まだ2~3ヶ月ほどの仔犬のならば体が出来あがっていません。ですので膀胱も小さくトイレ(おしっこ)を我慢できないんですね。
そのためにトイレトレーニングを行い、きちんとトイレで失敗なく排泄できるまではケージ中心の生活になります。そうやってトイレの躾をしないと「部屋中のどこでもおしっこをする犬」になってしまいます。そうなれば飼い主や家族は絶対にストレスになります。愛情も薄れていくでしょう…
- 留守番時:人がいない時や目を離す時には安全やイタズラ防止のためにケージで過ごしてもらいます
- 落ち着ける場所を作る:犬は穴倉の中で生活をしていた名残で、狭い空間に入ると落ち着く習性があります
- 愛犬のストレスを減らす:来客の際にはケージに入れましょう。犬が苦手な人もいます
- 就寝スペース:寝る時にはケージに入れて寝ます
- 主従関係をはっきりさせる:ケージに入れる時間と出して遊ぶ時間を分けることによって、主従関係をはっきりさせることができます
失敗しないトイプードルのケージの選び方
まずは失敗しがちな点として、屋根なしのケージを購入してしまうことです。
確かに愛犬がいつでも覗けて便利ですが、トイプードルはよじ登って脱走をします。ですので必ず屋根付きのケージが必須になりますよ。
もし、すでに屋根なしのケージを買ってしまった… そんな場合には100均の道具でも屋根を自作できますよ。ケージのサイズは大き過ぎずに小さ過ぎずにというところでしょうか。
トイプードルの成犬の体長と体高は「28cm×28cm」です。
ケージの大きさとしては「幅80~120cm×奥行40~60cm×高さ60~70cm」が良いでしょう。
とくにケージにこだわりがない場合には人気なのが「お掃除簡単サークル」ですよ。下のトレーの床部分が引き出せて丸洗いできるタイプです。清潔にケージを保ちたい派に良いですよ。色は部屋に馴染む色が良いでしょう。
文字ではイメージしにくいと思いますのでイメージはこちらの「お掃除簡単サークル(楽天市場)」で見てみて下さいね。
もし大きめのケージを利用する場合には、その中に クレート を入れてハウスを作ってあげても良いですよ。こんな感じですね(柴ちゃんの例 ↓)
ケージの中に置く物は!?
ケージの中には「トイレ・ベッド・水」も置きます(冬は毛布など)
トイレはペットシート(トイレシート)がむき出しのタイプならば、噛んで破いてイタズラをすると思いますので、メッシュトイレを利用する飼い主さんが多いです。
メッシュトイレの選び方のポイントは以下の通りです。
- メッシュの目が細かいこと:爪が引っかかる怪我をする恐れがあるので、引っかからないらない物が良いです。中には金属メッシュがありますが爪が引っかかるために、金属製はやめておきましょう。痛い思いをすると以降からはトイレに入らなくなってしまいます
- 滑り止め:トイレの下が滑り止めが付いたものが安全です
- 素材:安い薄いプラスチックは噛んで割れると危険です。ある程度の厚みがあるトイレが望ましいです
- 壁付き:男の子の場合には片足を上げておしっこをしますので、壁付きにしましょう
※ メッシュトイレに敷き込むペットシーツ(トイレシーツ)も買い忘れない様にしましょう
男の子:しつけるウォールトレー(楽天) / 十分な壁の高さがあり、壁にもシーツが付けられます。
女の子:フチもれしにくいペットトレー(楽天) / 安全性が高く、おしっこが溜まりにくいフラットタイプの基本形です。
両方とも幅が60cmを超えるので「120cm×60cm」のケージなら横置きになります。縦置きにしたい場合にはトイレやケージのサイズをチェックして購入しましょう。
色々と面倒だな… そんな場合には「犬のスターターセット(楽天)」もありますよ ^^ /
トイレはケージの中に入れて大丈夫なの!?
犬の習性として「寝床付近では排泄をしない」と言われているためにケージとトイレは別々が良いという人もいます。確かにそうなのですがパピー(仔犬)の頃はケージ中心の生活になり、ケージの中にトイレがないと大変なことになるのは容易に想像できますよね。
もしトイレを別の場所にするのであれば、トイレが失敗しない様になってから考えてみましょう。最初からケージともう一つ別の場所にもトイレを作るケースもありますが、これだと仔犬が迷ってしまうために、最初はケージでトイレトレーニングを行いましょう。
ベッドを入れるタイミングは、トイレを覚えてからでも構いません。最初からベッドも入れると間違ってベッドに排尿をしてしまうケースもあるからです。
ペットベットは安いのを買ってボロになったら買い替えるか、長く使う場合には洗えるタイプが良いですよ。ただし最初は安い物で様子をみましょう。いきなり初日から噛まれて中綿が出てしまった…なんてことも良くあるパターンです…
ケージの中の水について
ケージの中には水を入れて、いつでも飲めるようにしておきましょう。
注意しておきたいのが「給水器」の使用です。給水器は飲んでいる途中で仔犬が疲れてしまい飲むのを途中で止めるというケースもあります。
普段ケージに給水器を付ける場合には、朝夕の食事の際には普通のフードボウルで新鮮な飲みやすい水をあげましょう。
まずはトイプードルの仔犬を迎い入れたら、トイレトレーニングの開始です。どこにでも排泄をされるとたまりませんよね。まずはトイレが失敗した際には「怒らないことが重要」です。怒ってしまえば、仔犬は排泄行為自体を怒られたと思い隠れた場所でするようになるケースもあります。
犬のクレートと言うのは、ハードタイプの屋根付きのキャリーのことになりますよ。クレートには色々な使い方がありますが、今回は代表的な2つの使い方とおすすめのクレートのご紹介ですよ。移動時の利用やハウス代わりに利用し、それ以外にも「災害時の避難場所に愛犬を連れて行く時」にも必要になりますよ。