南海トラフ

ペットと一緒の防災や災害関連の記事第3弾です。

今までは防災グッズ・準備・被災時の対応・怪我の応急処置などを掲載しました。

今度は実際の避難生活編に突入していきますよ。

避難には「在宅避難」と「在宅外避難」があります。在宅外では「避難所・車中泊・テント泊」などですね。1回目から順を追って読みたい場合には、下記の記事からお読みください。

ペットとの在宅避難について

在宅避難が可能ならば「在宅避難」を選ぶケースがほとんどでしょう。

できるだけ住み慣れた自宅で生活したい・他の人との手段生活はストレスになる・プライバシーの確保・ペットがいるからなど色々な理由があると思います。

まずは危険な部屋には立ち入らないことですが、倒壊の恐れがある場合には避難所へ行きましょう。そして状況は常に変化することも頭に入れておきましょう。余震が続き危険な場合には、いつでも避難所へ行ける準備もしておかなければいけません。

あと、食料や水などの救援物資は避難所で配布していますので、自宅にいるからと遠慮する必要はありません。足りない物があればもらいに行きましょう。

ライフラインは全て全滅でも、家屋に被害がない場合には在宅避難をするケースもあります。

熊本地震での在宅避難の割合は?

熊本地震の直後の一時避難の住宅環境は以下の通りです。

  • 車内で過ごした割合45%
  • 自宅での在宅避難を行った39%
  • 避難所に行った8%
  • 親戚や知り合いの家を頼った6%
  • その他2%

避難所での心構えは!?

今度は避難所での心構えです。

ペットとの同伴避難の原則では、飼い主とペットの支援だけではありません。ペットがはぐれて人に危害を与えたり、繁殖して野良犬が増えるのを防ぐことなど住民の安全と衛生面の悪化防止の対策でもあります。

避難所ではもちろん全員がペットを飼っている訳ではありません。動物や犬嫌いの人もいますので配慮を忘れてはいけません。また自身にはかけがえのない家族でも、他人にはただの動物という認識です。

こういった状況で吠えグセがあれば、さらに周囲のイライラが増してきます。普段からの躾はしっかりと行いましょう。それでもストレスで吠えることもあります。そのような時には散歩をしっかりさせてストレス発散や気分転換をしてあげましょう。

避難所の環境について

基本的には飼い主とペットは別室のケースが多いでしょう。同室の場合もありますが、これは避難所の運営側の判断に委ねられます。

避難所の軒先、屋外、別室、テントなどになります。同じ敷地内ですのですぐに様子を見に行くことが可能です。世話はきちんと行いましょう。

熊本地震でのペットの受け入れ状況は?
  • ペットと飼い主は同質だった32%
  • ペットは屋外だった26%
  • ペット同伴者だけの部屋があった9%
  • ペットの受け入れはNGだった3%
  • その他30%

ペットの受け入れはその時の状況や震災の大きさによっても変わります。規模が大きな災害になればなるほどにペットを屋内に入れるスペースはなくなります。あと1匹が吠え出すと連鎖して吠えるので後から人と別にするケースもあります。

避難所での犬の様子は?
  • 特に変わりなかった35%
  • ずっと吠えたり鳴いたりしていた16%
  • 食欲がなかった12%
  • 元気がなかった8%
  • 排泄を我慢していた8%
  • その他16%

避難所生活での自助と共助

自助:自身で自分や家族を守ること
以前の記事でも書きましたが、災害発生時から72時間は人命救助が優先されます。ですので救援物資が満足に届きにくいです。まず3日は「自分・家族・ペット」の分の食料と水を持ち出しましょう(普段から持ち出し用品の準備を❣)

共助:近所のコミュニティでの助け合い
ペットのケアを自助で補えない場合には、飼い主同士で協力し合いましょう。

公助:自衛隊・消防・警察などの公的な支援
大規模災害時には、自治体や獣医医師会を中心に「現地動物救援本部」が立ち上がります。診察・薬などの他にもペットの一時預かり収容施設が設置されるケースもあります。

車中泊での避難生活について

プライバシーが保てる・ペットの居場所の確保・移動が可能・荷物が運べるなど利便性が高いために車中泊をする被災者も多いです。また夜寝る時だけ車内という使い分けをしているケースもあります。

最近ではペットと一緒に車中泊の旅行を楽しむ飼い主も少なくないので、車慣れしているペットもいます。普段から車に慣れさせておきましょう。

車内泊の注意点
  • 車内でもリードを付けておきましょう。ドアを開けた瞬間に飛び出す可能性があります
  • 犬を置き去りいしてはいけません(熱中症等)
  • ダンボールやタオルを窓に挟んだりして目隠しにすればプライバシーが保てます
  • 出来るだけ足元を高くすると寝やすいです
  • エコノミー症候群にならない様にこまめに車内に出たり、犬と散歩を行いましょう
  • 排泄物のにおいを抑えるゴミ袋があれば便利です

テント泊での避難生活について

テントは足を伸ばして眠れるために、車中泊や避難所からテント泊に切り替える人もいました。

熊本地震では実際にアウトドア用品を扱うメーカーがテントや寝袋を支援した事例があります。ただし強風や雨の場合にはテントは向きません。あくまでも車中泊同様に一時避難場所です。

東日本大震災ではペット専用のテントや、飼い主との同居テントも見かけられました。

避難所の敷地内・駐車場・グラウンド・公園などトイレや水道がある場所が便利です。もちろんテントが設置可能な場所か確認しましょう。

日常生活の再建に向けて

ライフラインが復旧すれば、仮設住宅が設置される目安は1~2ヶ月になります。

自宅が半壊~全壊の場合には仮設住宅に入る・親類を頼るなどの選択肢になってくると思います。

仮設住宅がペットOKかの確認が必要です。住む場所が決まらない場合には、現実問題として一時的に愛犬を預けることも選択肢に入れる必要があります。

行政や保護団体のシェルター・親類・知り合い・ボランティアになってきます。シャルターはケージでの生活が多くなります。預かりが何年も続き、引き取りに目途が立たない場合には、新しい飼い主を探すという選択も必要になるケースもあります。愛犬にとって最良の選択をしてあげましょう。

ただし今ではペット受け入れが広がっています。熊本地震での仮設住宅の全てはペットとの同伴入居がOKでした。

ただし民間賃貸住宅の借り上げで「みなし仮設住宅」の場合には、その物件が元々ペット可でないとペット同伴は認められません。

また仮設住宅を出て移り住む「災害復興住宅」はペットの飼育が認められていないことが多いです。

長くなった災害シリーズですが、いよいよ最終回の第4弾です。最後は被災者の実際の声になりますよ。

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